日本人でも知っている世界で活躍するアイルランド人の有名人をご紹介します。
「え、この人もアイルランド人だったの?」と新たな発見があるかもしれません。
ちなみに、アイルランドの公用語はアイルランド語だとよく勘違いされやすいのですが、公用語は英語です!
アイルランド人の俳優・女優
アイルランド人の俳優① : コリン・ファレル [Colin Farrell]
🇮🇪コリン・ファレル [Colin Farrell]
1976年生まれ。アイルランド、ダブリン出身。身長178cm
アイルランド訛りが濃いめのコリン・ファレル。しかし、アメリカ映画に出る時は極力アメリカアクセントで演技をしている。昔はよくブラッド・ピッドに似ていると言われていた。
幼少時、「E.T.」のヘンリー・トーマスに憧れ演技の世界を志した。
映画
- 「タイガーランド (2000)」
- 「マイノリティ・リポート(2002)」
- 「ダブリン上等![Intermission] (2004)」
- 「アレキサンダー(2004)」
- 「マイアミ・バイス(2006)」
- 「モンスター上司 [Horrible Bosses] (2011)」
- 「ウォルト・ディズニーの約束 [Saving Mr. Banks] (2013)」
- 「ロブスター(2015)」
- 「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 [Fantastic Beasts and Where to Find Them] (2016)」
- 「聖なる鹿殺し [The Killing of a Sacred Deer] (2017)」
- 「ダンボ(2019)」
- 「アフターヤン [After Yang] (2021)」
- 「ザ・バットマン(2022)」
- 「イニシェリン島の精霊 [The Banshees of Inisherin] (2022)」等
アイルランドを舞台にしたコリン・ファレル主演映画のひとつである「ダブリン上等!(原題 : intermission)」は次に紹介する若き頃のキリアン・マーフィーも登場します。
アイルランド人の俳優② : キリアン・マーフィー [Cillian Murphy]
🇮🇪キリアン・マーフィー [Cillian Murphy]
1976年生まれ。アイルランド、コーク出身。
独特な青い目が特徴的。2023年現在47歳だが全くもって老けない。
クリストファー・ノーラン監督のお気に入りの俳優で監督の作品によく出演している。
同監督との代表作は「バットマン ビギンズ」「インセプション」「ダンケルク」、そして2023年7月公開で今何かと話題の第二次世界大戦中にアメリカが極秘で行った核兵器開発計画に携わった科学者の物語「オッペンハイマー」。
映画
- 「28日後 (2002)」
- 「ダブリン上等! [Intermission] (2004)」
- 「パニック・フライト (2005)」
- 「バットマン ビギンズ (2005)」
- 「プルートで朝食を [Breakfast on Pluto] (2006)」
- 「麦の穂をゆらす風 [The Wind That Shakes the Barley] (2006)」
- 「インセプション (2010)」
- 「レッド・ライト (2012)」
- 「白鯨との闘い [In the Heart of the Sea] (2015)」
- 「ダンケルク (2017)」
- 「クワイエット・プレイス 破られた沈黙 [A Quiet Place Part II] (2020)」
- 「オッペンハイマー (2023)」等
ドラマ
- 「ピーキー・ブラインダーズ (2013〜2023)」Netflixで視聴可
アイルランド人の俳優③ : シアーシャ・ローナン [Saoirse Ronan]
🇮🇪シアーシャ・ローナン [Saoirse Ronan]
1994年生まれ。アメリカで生まれるが3歳の頃、両親の故郷アイルランドへ移り住む。
9歳から演技の仕事を始め「ラブリー・ボーン(2009)」では多くの賞を受賞、その後もアカデミー賞主演女優賞を何度もノミネートされている実力派女優。
彼女のアイルランドアクセントがこれまた可愛いんですよね。
アイルランドを担う、若き映画俳優と言えばシアーシャ・ローナンちゃんではないでしょうか。
映画
- 「つぐない [Atonement] (2007)」
- 「ラブリー・ボーン (2009)」
- 「ブルックリン [Brooklyn] (2015)」
- 「追想 [On Chesil Beach] (2017)」
- 「ふたりの女王 メアリーとエリザベス [Mary Queen of Scots] (2018)」
- 「レディ・バード(2018)」
- 「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 [Little Women] (2019)」
- 「アンモナイトの目覚め [Ammonite] (2020)」等
後述する”アイルランドの血を引くミュージシャン”のエド・シーランのPVにも出演しております。必聴!
アイルランド人の俳優④ : リーアム・ニーソン [Liam Neeson]
🇮🇪リーアム・ニーソン [Liam Neeson]
1952年生まれ。北アイルランド、アントリム出身。192cm。
北アイルランドの首府ベルファストの劇団で演技を学んだのち、ダブリンのアビー・シアターの一員となる。
1981年に「エクスカリバー」で映画デビューを果たす。アクションもこなす北アイルランド出身俳優と言えばこの方。
2023年公開の「探偵マーロウ」が自身の出演作品100本目の映画となる。
2008年にアメリカ市民権を取得。イギリス / アイルランド / アメリカの多重国籍。
映画
- 「シンドラーのリスト [Schindler’s List] (1993)」
- 「マイケル・コリンズ [Michael Collins] (1996)」
- 「レ・ミゼラブル [Les Miserables] (1998)」
- 「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス [Star Wars: Episode I – The Phantom Menace] (1999)」
- 「ラブ・アクチュアリー [Love Actually] (2003)」
- 「バットマン ビギンズ [Batman Begins] (2005)」
- 「プルートで朝食を [Breakfast on Pluto] (2006)」
- 「崖の上のポニョ [Ponyo on the Cliff by the Sea] (2008)」‥声の出演(英語版吹き替え)
- 「96時間 [Taken] (2008)」
- 「ファイナル・プラン [Honest Thief] (2020)」
- 「探偵マーロウ [Marlowe] (2023)」等
アイルランド人の俳優⑤ : カトリーナ・バルフ [Caitriona Balfe]
🇮🇪カトリーナ・バルフ [Caitriona Balfe]
1979年生まれ。アイルランド、ダブリン出身モナハン育ち。175cm。
ファッションモデル / 女優
地元アイルランド・ダブリンでスカウトされモデル活動スタート。その後NYのエージェントからもスカウトされパリのファッション業界へ。ルイ・ヴィトン、シャネル、D&G、エトロ等ハイブランドのショーで活躍。
2006年「プラダを着た悪魔」(クレジットなし)で女優業を徐々にスタート。2009年頃からLAに拠点を移し演技を学ぶ。2013年から始まったTVドラマシリーズ「アウトランダー」の主演を務めスターダムへ駆け上る。
スコットランドが舞台のTVドラマ「アウトランダー」のスレンダー美女と言えばカトリーナさん!
映画
- 「プラダを着た悪魔 [The Devil Wears Prada] (2006)」…※クレジットなし
- 「グランド・イリュージョン [Now You See Me] (2013)」
- 「マネーモンスター [Money Monster] (2016)」
- 「フォードvsフェラーリ [Ford v Ferrari] (2019)」
- 「ベルファスト [Belfast] (2021)」等
ドラマ
- 「アウトランダー (2014〜2023継続中)」
アイルランド人の俳優⑥ : ドーナル・グリーソン [Domhnall Gleeson]
🇮🇪ドーナル・グリーソン [Domhnall Gleeson]
1983年生まれ。アイルランド、ダブリン出身。185cm。
俳優 / 脚本家
ダブリン工科大学卒業後、徐々に俳優・脚本家業に専念。
2010年のハリポタシリーズの最終シリーズで出ビル・ウィーズリー役とし出演して以降、世界的に名を馳せることに。
父は俳優のブレンダン・グリーソン。(※ハリポタのマッドアイ・ムーディ役)
ドーナルは活動初期に親子とバレないよう名字を変えることは一切考えなかったという。理由は親父が国際的にそれほど有名ではなかったのと、業界では既に親子だと認識されていたからだという。
映画
- 「わたしを離さないで [Never Let Me Go] (2010)」
- 「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1-2 [Harry Potter and the Deathly Hallows Part1-2] (2010・2011)」
- 「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜 [About Time] (2013)」
- 「ある神父の希望と絶望の7日間 [Calvary] (2014)」
- 「ブルックリン [Brooklyn] (2015)」
- 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 [Star Wars: The Force Awakens] (2015)」
- 「レヴェナント: 蘇えりし者 [The Revenant] (2015)」
- 「ピーターラビット [Peter Rabbit] (2018)」
ドラマ
- 「フランク、アイルランドのダメ男。 [Frank of Ireland] (2021)」
アイルランド人の俳優⑦ : ニコラ・コクラン (ブリジャートン家 女優)
🇮🇪ニコラ・コクラン [Nicola Coughlan]
1987年生まれ。アイルランド、ゴールウェイ出身。155cm。
オックスフォード、バーミンガムで演劇学校に通い2004年から端役でキャリアをスタート。
下積み時代は鬱を患ったりと紆余曲折をへてNetflix配信・専門家の評価が高い「デリーガールズ」で世界的に名を知られることに。同じくNetflix配信「ブリジャートン家」のペネロペ役でブレイク。
2023年はマーゴット・ロビー主演「バービー」にも出演しています。
90年代のアイルランド、デリーでのハチャメチャな学生生活コメディ「デリーガールズ」は17歳役でしたが、当時は実年齢30歳!「ブリジャートン家」でも10代役なのでかなり若くみえるニコラさん。
映画
- 「バービー [Barbie] (2023)」
ドラマ
- 「デリーガールズ 〜アイルランド青春物語〜 [Derry Girls] (2019〜2021)」
- 「ブリジャートン家 [Bridgerton] (2020〜)」
アイルランド人のミュージシャン
アイルランド人のミュージシャン① : U2(ユーツー) / バンド
🇮🇪U2 (ユーツー)
メンバー
Vo. : ボノ [Bono]
Gt. : ジ・エッジ [The Edge]
Ba. : アダム・クレイトン [Adam Clayton]
Dr. : ラリー・マレン・ジュニア [Larry Mullen Jr.]
1976年アイルランドにて結成、1980年メジャーデビュー。
グラミー賞、過去最多と言われる22回を受賞。
U2の作詞はボーカルのボノがほぼすべてを制作。メッセージ性(宗教・社会問題など)が強く入ってることが特徴的。
アイルランド人のミュージシャン② : エンヤ [Enya] / 歌手
🇮🇪エンヤ [Enya]
1961年アイルランド出身ドニゴール出身
アイルランド語圏、ドニゴール州で音樂一家に囲まれながら育つ。
幻想的な曲調と歌声で日本国内で聴いたこともある人も多いはず。
アイルランドで最も売れた歌手。
アイルランド人のミュージシャン③ : シネイド・オコナー [Sinéad O’Connor] / 歌手
🇮🇪シネイド・オコナー [Sinéad O’Connor]
1966年アイルランド出身ダブリン出身
1990年、プリンス作詞作曲 ‘Nothing Compares 2 U’ (邦題 : 愛の哀しみ)が爆発的ヒット
1992年、アメリカ番組「サタデー・ナイト・ライブ」にて『幼児虐待』を糾弾するために当時のローマ教皇の写真を破り捨てるという事件を起こし大論争へ。(後にカトリック教会の悪事は実際のニュースや映画作品を通して明るみになっていくが彼女は時代が早すぎたと言われている)
2023年7月26日、永眠。享年56歳。
アイルランド人のミュージシャン④ : ザ・クランベリーズ [The Cranberries] / バンド
🇮🇪ザ・クランベリーズ [The Cranberries]
1989年アイルランド、リムリックにてホーガン兄弟とドラムのファーガルを中心に結成。
メンバー
Vo. : ドロレス・オリオーダン [Dolores O’Riordan]
Gt. : ノエル・ホーガン [Noel Hogan]
Ba. : マイク・ホーガン [Michael Hogan]
Dr. : ファーガル・ロウラー [Fergal Lawler]
1993年にリリースした1stアルバム’Everybody Else Is Doing It, So Why Can’t We? ‘を契機にアイルランド、イギリスのみならずアメリカでもジワジワ注目を集め、その後90年代のオルタナティブバンドとして世界的に成功を収める。
ドローレスのソロデビュー、バンドの活動休止、再結成を経て、再び精力的に活動中の2018年1月ドローレスが突然死。
バンドはドローレスなしでは続行する気はないとし、ラストアルバム「In the End」を最後に解散。
同アルバムは2020年のグラミー賞にて最優秀ロックアルバム賞にノミネートされる。
【番外編】アイルランドの血を引くミュージシャン : エド・シーラン [Ed Sheeran] / 歌手
イギリス国籍であるエド・シーランの父親、祖父はアイルランドの血を引いています。
誕生日や夏休み、クリスマスシーズンは度々アイルランドに帰って過ごしていたようです。
ヒット曲’Galway Girl’はシアーシャ・ローナン共演
アイルランドの地方ゴールウェイ(Galway)出身の女の子との恋がテーマの’Galway Girl’にはシアーシャ・ローナンちゃん共演しております!
アイルランドらしいナイトライフが表現されており観ていて楽しいPVです。
アイルランド人のスポーツ選手
アイルランド人のスポーツ選手① : コナー・マクレガー[Conor McGregor] / 格闘家
🇮🇪コナー・マクレガー[Conor McGregor]
総合格闘技選手
1988年アイルランド ダブリン出身。188cm
愛称を”Notorious” (=悪名高い)とし、生まれたときから備わったビッグマウス、失礼、雄弁さで試合前から相手を心理的にやりこむスタイルが特徴的。
公式試合のみならず、プライベートでも暴力事件などのトラブル多し。が、慈善活動・寄付なども精力的に行っている。
また私服に定評があり、度々「GQ」のようなファッション誌の表紙に抜擢される。
アイルランド人のスポーツ選手② : レオナ・マグワイア[Leona Maguire] / ゴルフ選手
🇮🇪レオナ・マグワイア [Leona Maguire]
ゴルフ選手
1994年アイルランド カバン出身。168cm
通算勝利 : 米国2勝 (2023年8月現在)
世界アマチュアゴルフランキングの最多週間首位記録を保持し、2022年にはアイルランド人女性として初めてLPGAツアーで優勝した。
双子の姉、リサ・マグワイアがいる。リサも同じくプロゴルファーだったが2019年に引退している。
オールアメリカンのファーストチームに4度選ばれるなど、トップアマとして活躍。世界アマチュアランキング1位に135週にわたって君臨し、リディア・コーの記録を塗り替えた。2019年に米女子下部ツアーで2勝を挙げ、賞金ランキング7位に入って昇格。22年「LPGAドライブオン選手権」でのレギュラーツアー初優勝はアイルランド勢としての初タイトルでもあった。16年リオデジャネイロ、21年東京とオリンピック2大会連続出場。
レオナ・マグワイア | GDOニュース
2023年
- 「全米女子プロ」11位
- 「マイヤーLGPAクラシック」 ★優勝
- 「みずほアメリカンオープン」7位T
- 「バンク・オブ・ホープ LGPAマッチプレー」3位
- 「ホンダLGPA」6位T
- 「トーナメント・オブ・チャンピオン」9位T
2022年
- 「ドライブオン選手権」★優勝
- 「マイヤーLPGAクラシック」2位T 等
アイルランド人の有名人 : まとめ
以上、世界で活躍中のアイルランド人の有名人をご紹介いたしました。
イギリスのお隣の国・アイルランド。
才能に恵まれている有名人が実は多いですね!
日本国内ではアイスランド🇮🇸や’北欧の一部(※)‘と間違われることが多いアイルランド🇮🇪ですが(トホホ…)、今回ご紹介した有名人の顔ぶれと国のイメージを一致して覚えてもらえると楽しいと思います。